うすっぺらら
朧月

私は紙で
薄っぺらな紙で
じょうずじゃない半分にたたんでいます

広げたら戻れない
そんな心配ばかり

ぺららぺらら
羽ばたきたくて

なんにも書いてないって
みんないうけど
いっぱいあふれそうに綴っています
みえない口をぺらぺらさせて

縦にみえたらただの線
まっすぐみたら大きな紙
心ってきっとそんなかたち

ポストにはいってあなたにおくりたい
ぺらぺらの紙の私のすべて



自由詩 うすっぺらら Copyright 朧月 2011-05-06 22:04:03
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