みどり
di.di.




遠く、響くことない
千切れた血潮
吐いた。宇宙になった
キラキラ光っていたよ目前

それは、個人的な幻で
あなたに刺さった針の先
おかしくなったと言えばほら

なんで、どうして、なんども
同じセリフを
恥じることもなく諭そうと
だって、僕わるくないもん
なんて言うなよ?
あなたが思うほど難しくないよ


心に植えた木々達に
茂ったはっぱが風に揺れ
世界で一番美しく、そう見えていたんだ
息をする度に溜まる毒のように
隣にいました


じゃあね、僕が全部わるかったんだよ
そうじゃないんだよ
かっこつけんなよ
そうね、じゃあ、もう、距離のない
世界がお似合い!ばかね
根のない花は汚いですか


二人で宇宙に行こう
そして交尾しよう

なんて
夢みて、直ぐに忘れて、



明日、
遠く。
響くことない、
声が聞こえても、
自分を 責めないでください



あなたを 責めないでください












自由詩 みどり Copyright di.di. 2011-04-29 00:59:52
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