引き潮
アオゾラ誤爆

そこは海
きっと海。
仮分数の真下で立ち尽くしている

わたしのしらない重力
砂地は生きもののように足を奪う
サークル、
サークル。
終わりと始まりの区別が消えて
星たち
しずかに輪を繋ぐ

ざわめく喝采。
引き金は波のように

夜は例外なくつめたい
ひとりきり、両手で顔を覆う
聞こえてくる音の束
頭のうちがわを引っかいて
ゆれる。
なまぐさい

ここは海
たしか手渡されたとおもう
鍵は
左手のなかだとおもう
影は
遠くなりそうで
ちがう、あゆみよってくる。

サークル、サークル
かえらない場所へ連なるだろうか


自由詩 引き潮 Copyright アオゾラ誤爆 2011-04-25 21:51:14縦
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