恥の芯
シホ.N
生きているのが恥ずかしい
死ねないことが恥ずかしい
しょせん価値など求めてないが
恥ばかりの道のりで
消えてしまいたくもなる
過去は去るまま
未来は白紙
今は一瞬一瞬移りゆく
確かなことこそ不確かで
その最たるは自己意識
我執にとらわれて
人間不信
信仰不信
神の国も涅槃の郷も
自我の過剰で遠くなる
一本
たった一本
芯がほしい
その一本のしなやかさで
恥ずかしさのまま立っていたい
自由詩
恥の芯
Copyright
シホ.N
2011-04-08 00:23:52
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