恋のうた
草野春心



  あんなに怖かったのに
  考えてもかんがえても
  答えはなかったのに



  きみと話した時間に
  茜いろの帰り道に
  電車の窓からのぞく空に
  やさしさの意味が溶けてる



  きみを笑わせたい
  きみの髪をなでたい
  きみが見つめるものを見たい
  きみに好きと言って 好きと言われて
  きみといっしょに居たい



  すべてのわがままを
  やさしさに変えられるくらい
  強くなれたなら



  その時は ください
  神さま
  世界を僕にください
  あの茜いろを あの夕空を
  まるごと 僕とあの子にください



自由詩 恋のうた Copyright 草野春心 2011-03-23 23:10:31
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春心恋歌