毎日
番田
街が見えた
そんな気がした
今日も何も見えない
私は どこに 立っていたのだろう
時計の中で 確かめた
そこにあるのは 全てが幻
だけど 正しいものは いつも否定されてきた
テレビを見ては 笑っていた
正しいものは いつも私には わからなかった
機械のようなトヨタの社員として
人の怒りを 与えられたり
自分一人で笑っていたりする
長い酸性雨の中で
誰かを求めては
自分の心に 帰ってきた
*
電車が発車する時刻を見ていた
そんな気がした
機械のような 会話を交えた
長い 時の流れの中で
誰かに 祈りを 捧げていた