しまい込んできた
本当のかたまりが
溶けだす
それは突然で

届かない想いも
見抜いてくれない強がりも
いつしか憎らしく
平気な仮面をつけたのに

何があっても
崩れなかった
頑丈すぎるプライドも
打ち砕く

流れる溢れる
瓦礫や炎を
画面の向こうから
見つめるだけ



生きて



もう慣れっこ
だったのに
いつもなら
いつもなら

本当のかたまりが
一気に飛び出した
くだらない意地を
掻き消すように

距離を殺したい
どうすれば
君のもとへいけるの
なんてあたしらしくない



本能は正直で
全身が君を探してた