はさみこまれて2
番田 


よだれの涙は流れ出た
何も知らない 私は
眠いのであろう たぶん 何も理解できない
悲しさをひとりで理解させられた
私の存在は 一体 何なんだろう


私は たぶん 何も知らない
理解しているものなど何もない
そして 一つもない この 思いを
流れ出されていく時の中で
人の流れを 見つめている


雑誌の中を見させられた
これは きっと かつてであった 時代だろうか
私の 体は 存在した
きっと 全ては 殺された
いつも 笑わされた いなくなった 思いだ


自由詩 はさみこまれて2 Copyright 番田  2011-03-11 02:02:18
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