雪晴
kauzak

雪晴れの朝の
あっけらかんとした明るさ

街に光が満ちている
街の輪郭にエッジが効いている

キッパリとスッキリと
明確な世界が眼前に
立ち上がっているから

いまこの瞬間なら
世界の秘密に触れることができる
そんな勘違いをしてしまう

あっけらかんとした明るさに
惑わされて


自由詩 雪晴 Copyright kauzak 2011-02-17 00:00:49
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