君の笑顔vs俺のちんこ
馬鹿野郎

「 素人の”限定”交尾/【秘蔵】誰にもいえない自身の事情!Vol.02」というアダルトビデオでミユキちゃんと言う女の子に出会い、そして恋をした。アダルトビデオ出演した素人の女の子に惚れることはあるが、これほどまでに心臓を打ち抜かれたことは無かった。


ミユキちゃん、君は多分
1回キリのAV出演なんだろうし
もう君のことは一生見れないのかもしれない。

いや、いつでも好きなときに見れるけど
その君はいつも同じ喘ぎ声で同じセックスをする。


ただ、僕に同じセックスを何百回、何千回と見せ付ける。
今も君はこの世界のどこかで生きていて
でも、AVに出演したときの記憶は一生消えなくて
君が素敵な人と出会って
結婚して
その人との間に可愛い子供ができて
そしてようやく
「あのときは若かったなあ…」
とほんの少し
ほんの少しだけ笑うことが出来るように
なるのだろうね。



君は星の数ほどいるAV出演者の一人に埋もれるし
きっと、僕も君を見落としていたら
一生、遭えなかった。

君と僕は
シコらせる側、シコる側という立場で出合った。
そういう運命だったのだ。
そして僕は運命にしたがって
君のセックスを見ながら
シコった。
少し声も出した。

でも、少しだけ運命に背くことになったとしたら
それは僕が君に恋をしたということだ。

毎日、ベルトコンベアから流れてくる機械の部品を
選別するように、いろんなAV女優を見てきたけど
今日、僕は初めてベルトコンベアに手を伸ばし
一つだけイヤに輝いている部品を急いで手にとった
のかもしれない。






ミユキちゃん。
僕はミユキちゃんが好きだ。

僕は絶対、君に出会うハズが無かった。


でも、僕はAVで君に出会って
そして、会いたいときに
いつでも遭える様になった。


君のセックスは
ビデオの中で終わったけど

君の人生は
まだ、この世界のどこかで
ずっとずっと続いているんだ。


そんな世界のこんなところに
君を心から愛した男がいるんだよ。




君は
いつも

「セックス好き?」


聞かれると
食い気味





「うん」




と答える。


自由詩 君の笑顔vs俺のちんこ Copyright 馬鹿野郎 2011-02-07 06:37:40
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