カンディンスキーの色彩
あおい満月

どこまでも広がる色彩こたえなき色彩
闇さえも色彩のなかにある
彼の描く世界は、
本当はどこにあるのか
見る者はその答えを探しに
際限ない色彩の旅に出る

彼が描くすべての色彩の背中には、
幾つもの過去の争いがある
彼は色彩を描くことで平和を願った
平和とともに生きることを祈った

時を経た今も、
彼の色彩の絵画は
見る者に無限の可能性を与えている


                 平成二十二年十二月十日(金)


自由詩 カンディンスキーの色彩 Copyright あおい満月 2011-02-06 17:15:52
notebook Home