また明日
Seia


寝床に光が差し込んで、
私の一日が始まる

顔洗い、歯を磨き、
いつもの朝ご飯を用意する

じゃがいもの味噌汁、目玉焼き
カリカリのベーコン、梅干し
それと、炊きたてのお米

開け放った窓から見える
ビルがゆっくり倒れてく姿
燃え盛り落ちてく隕石

それを横目に、一口ご飯をほおばった



昼前急に思い立って
私の好きな海へ出かける

ちょうど、バイクで5分
いつもの汚れた海へ着く

散らばるペットボトル、空きビン
打ち上げられたくず、ビニール
それと、素晴らしい波音


浅黒い空に羽ばたく
旅客機がゆっくり墜落していく
眼下に押し寄せる津波

それを横目に、缶コーヒーを飲み干した


ふと、誰かに挨拶したくなった
明日はないけど また明日

誰かに会えたら そう言おう


自由詩 また明日 Copyright Seia 2011-01-30 05:27:59
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