湖の鴨
朧月

あるいていれば出会うだろうけど
あるくことは時にしんどい
しんどいな

生きるあるく ことは
めまいのするよな光りのときも
凍る湖のようなときもある

鴨浮かぶ
冬の湖は蒼白だ
岸に立つものを誘う

風にゆれるのは心なのかカラダなのか
まだゆくわけにいかないよ

点々てんの鴨を
遠くにみやりながらあるきだす
重い足を動かすのは
自身の意志か 太陽仰ぐ


自由詩 湖の鴨 Copyright 朧月 2010-12-30 21:06:26
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