へや (幻肢の砦たち)
乾 加津也

めしいの       め
とうめい傷を
おしあてました

みあゲル のでした でも

ても 叩き落し
ても 踏みつけ
ても 凝らし 床に
うち つけ ないすれすれの
   ( られ
     る )
    (
      )
    (
      )
    (
点滴液なの いのちたくさん

いちもくさーん ななしさーん じいわっこーじいわっこー
脱色くぐって やめてよのれん
こわバル

うまれる ひとり
うまれない ふたり
まとめて しまう わだかまる

どう
そう
窓 ( まのアド )
くりすたる 川にむかって
ひらあ きい ひらあ きい

いき み わた死が
なみ田で まぶしい法律 噛み
なれ です 癒えず みみしい

汚それ ふみしたた め 村落で まぼろ
史でいつか わた死を 砕いて ほし
ヰあな他の けいとう ん ん ん はず
                   下い

くぐもり 手 から
くぐもり 手 まで

くぐもり 手 から
くぐもり 手 まで

( くりかえし )
( くりかえし )
( くりかえし )

しろーいながーい鼻腔を 突い たら

天体ひとすじ ひっかき傷に  こ の どく
ただアル
( わたしいわた死 ) かなたに
して ね


自由詩 へや (幻肢の砦たち) Copyright 乾 加津也 2010-12-16 21:15:55
notebook Home 戻る  過去 未来