光雲
朧月

雲が発光している様を
みて何事か起こっている気がする
あのあわいに
この足を踏み入れればきっと
やわらかいだろう
あたたかいだろう

こわくはない
まとわりつかせた雲を
すべて脱ぎ捨てた体で遊ぶ

きっとよいこと
そう決めて心は晴れる
今朝から降り出しそうな
そんな気配はもう飛んでいた



自由詩 光雲 Copyright 朧月 2010-12-14 09:40:27
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