水のあがき(8)
信天翁

「時」が顔に仮面をつけて
   「空」を皮肉っている
やがて おまえさんにも
そのとばっちりが降りかかるだろう
ボレアスがにびいろのなみだとなって

あゝ 森閑の門口から
   パラダイスのひかりは遠のいてゆく
   沈潜の裏木戸には
   ギロチンのかげが迫ってくる


自由詩 水のあがき(8) Copyright 信天翁 2010-11-06 09:38:10
notebook Home 戻る  過去 未来