公園
朧月

たくさん青く
たくさんまぶしい
なのに幸せということではない
とあなたがいう

冬 なのかもしれない
風はやはり厳しく
光り満ちていても

歩く足 多く
両の腕 振られる公園で
孤独 なのかもしれない
みんな なのかもしれない

自販機に暖を得ようと触れた
ひやりとした機械に驚いて
しまうのはきっと
私だけではないとおもう

ヒトは温かいとだれがいった?
その温かいモノから
吐き出される冷たい空気 言葉
しぐさのひとつさえも冬の
せいばかりでない
身勝手さが見える 公園の
そんな午後







自由詩 公園 Copyright 朧月 2010-11-03 15:08:33
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