夜の時
番田 


光は輝く 夢の中で
私の虚無を 眠り続ける
人々の意味を 思い続ける


音楽を奏でる
お前になる


夢の果てに 明日はあると
立ち止まった 私の彼方に
不安など ページに無くした
奏で続けた その 文字を
明日の 幻影にされたみたいに
そこに 太陽は 白く輝いた


そこに 太陽は 白く輝いた ライトの中を
私の 煙草の灰に 眠りこけた
家路の 道を 地図に 無くした
ラジオが 曲を 奏で続けている


深夜の放送に 聞こえる
君を思い続ける


そして 部屋で
消した 音楽を 目から


この先に島はあると
霧の幻に 見つめる



体を ページから 無くした
奏で続けている すべての 言葉を
否定された 人形の 体として
祈っている すべての失敗に
目的地は 時の彼方に あるのだと



自由詩 夜の時 Copyright 番田  2010-10-21 02:07:38
notebook Home 戻る