眠り
番田
私は目的など 捨て去った人間だ 過去は
地図のようだった 世界全体で
この場所を 拒む人間は 私を
棺桶の中の遺体を 笑うだろう
今日ではないかのような 現在として
人間は 言葉を放つ 動物だ
時を捨て去ったかのような 時間に
夢の 単語は 辞書から 出て行こうとした
濁された 私は 寝床の脇で
愛の 意味を 諭すかのように
自由詩
眠り
Copyright
番田
2010-10-20 02:37:25
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