血のわめき(七)
信天翁

わびしさのつもる夜だった

「もの」には「み」のあるものと
       「み」のないものがある が
「かげ」のない「もの」はない

「かげ」がないとすれば
    それは「もの」ではない
「まぼろし」でさえ
      「かげ」がある
カルマの「かげ」ょ
     「み」をむすんでおくれ

いとおしさの深まる夜だった


自由詩 血のわめき(七) Copyright 信天翁 2010-10-17 13:04:37
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