はるな


灰だらけの朝のじめんから
つるつると生えてくる腕たちに
片っぱしから色をつけるその間に

目隠しをして手足を縛って猿轡を噛ませて、
炙って捩じってばらばらに千切って、
砕いて溶かして混ぜて伸ばしてとろとろにして

そんな声があちこちからきこえてくる



自由詩Copyright はるな 2010-10-14 06:22:46
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