99円ショップは恐ろしい。
８００円も持っていれば、
週末分の食料はじゅうぶんに買える。
じゃがいも一袋１０４円（税込み）。
パスタも３００gで１０４円。
トマトの缶詰。
餃子１８個。
国産鶏肉２０９円。
納豆。
中国産タケノコ。


お金の価値はよくわからない。
お金ほど面白い、お金ほど恐ろしいものはないかもしれない。
だけど、
cant buy me love を歌って育ったぼくだから（うそだけど）
お金なんてどうでもいい、という本心もある。


アイルランドという国を知っているだろうか。
ぼくは、おととし、アイルランドへ行った。
なぜアイルランドだったかといえば、
理由はない。
理由はないけれど、アイルランドだったということは、
何か、あったのだろう。
ダブリンでギネスを飲んだ。
ケルトの国。
妖精の国。
不屈の反骨の国。
詩の国。
演劇の国。
緑の国。
ぼくはアイルランド人だ。
きっと、そうに違いない。


さいたまになぜ、ジョンレノンの博物館があったのかはわからない。
むかし行ったことがある。
でもジョンは、博物館のなかにはいなかった。
そう、ジョンはアイルランド系である。
シュールなユーモア。
皮肉なやさしさ。
ぼくはゆめで、彼に会ったことがある。
ほんとうに会ったんだよ。


鴬谷まで自転車で行って、
１００分１万５千円の、
ちょいぽちゃ専門店の女と遊ぶ。
しかし、これは、
もののみごとに、外れた。
ロリでも美肌でもなく、ただのソープあがり、
やらせてくれたけれど、
キスもさせない、
おっぱいもいやがる。
ふざけんなとは言わず、
ふだんは介護のおじいちゃんたちの人気者で、
休みは仲間と峠にドリフトに行き、
親友がクスリで歯がボロボロになってしまったという話を、
余った時間で聞いてあげる。


よく、痩せているデリ嬢が、
もっと痩せたい、というのが、
不健康な気がして、
健康な女の子を抱きたいと思ったんだけど。
人それぞれ。
今日はまた失敗だった。


そのあと９９円ショップへ行った。
レジのおじいちゃんが、
やたらとまごつくので、
ずらっと客がイライラ並んでいた。
外国のドッキリ番組で、
こんなの見たことある。
あれは、おおらかで、楽しかった。
日本も、そうなったらいいのに。
さっきの子も、
東北にいるおじいちゃんのことを、心配していた。


ダブリンのパブで、
地元のおじいちゃんも、
兄ちゃんも、
姉ちゃんも、
ぼくも、
いっしょに飲んだギネスは、
ほんとうに美味しかったな。