ある日曜日の夢
番田 

世界からの光だ
いつもそこに立ちつくす 私は
真冬のあたためられた日だまりの中に立たされた
だけど もう 春先だと 私は光を見た


私は世界に体を手にした
国民として働き続けさせられた 私は
目を背けるその心を世界の奴隷にさせられた
私の体は 働かされた


私は夢見させられた 立ち止まった
現実の中からいつも夢見させられた
私は今日も涙を流す
閉ざされた生活の現実の中ではなくなった
私は社長だ 支払われた 賃金は
手渡された人の中に存在する喜びだ
人の悲しみは捨て去られた
ああ 悲しみに 私は喜びを手渡した


人間の神となり 私は崇められた
私は人間としての言葉を捨て去った
屍と話す 私は生かされた
言葉で 私は私の天国を手に入れた 


自由詩 ある日曜日の夢 Copyright 番田  2010-09-30 04:40:38
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