おりも政夫
花形新次

北の富士が大好きで
負けるとTVの前で泣いていた
横綱のくせにコロコロとよく負けるので
オカンが本気で
「うちの息子が悲しむので
 負けないでください。」って
手紙を出そうとしたくらいだ
俺だって負けたくて負けてんじゃねえよって
俺が北の富士なら思ったに違いない
そんな理由のわからないことで
悩んでいるうちに
43にもなってしまったから
残りわずかな歳月を
拾い集めて暖めあおう
おりもの政夫は べつに何の関係もないです

寒い 非常にさぶい 
うけ狙いの友達が
また出来損ないの詩みたいなもんを書いて来たよ
遠慮はいらないから
これはボツだねって
ズバリと言ってあげなよ

おりもの政夫は べつに何の関係もないです


自由詩 おりも政夫 Copyright 花形新次 2010-09-27 18:41:50
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パロディ詩