無意味な足
ヒヤシンス
足・足・足。
見えるのは足ばかり。
私は雑踏の中にいるのではない。
足はその歩みを止めることを知らない。
足はとにかく動き回る。
細い足、太い足。
飛び跳ねる足、引きずる足。
足・足・足。
見えるのは足ばかり。
足はその歩みを止めることを知らない。
その足が止まる時、
私の思考もまた止まるのだろう。
自由詩
無意味な足
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ヒヤシンス
2010-09-27 15:06:19