夜明けの雨
ジム・プリマス

遠くで落雷の音

目を閉じて何も見えず

目を開いて見えるのは

殺伐とした現実

運命を前にして

感じるのは自分の無力

神よ天恵をもたらしたまえ

頭上の天と足の下の地と

この身を一つに結びつけたまえ

明らかな予感を得られるように

降りだした雨よ

この焦燥を濡らして鎮めたまえ

僕が僕で居られるように


自由詩 夜明けの雨 Copyright ジム・プリマス 2010-09-23 06:38:20
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