誰かとバースデー
番田
僕には複雑な日
多くの人の何にもない日 はっきりと
僕にとっては そんな気がする
僕の誕生日の 一日が 終わった
海の縁で
海水に疑似エサを垂れた
ラジオ局の 聞いていた
ノイズが知らない そこに 頭に響いた
私には終わってしまったのだろう
まる一日中 友達を知らない世界は
部屋の教師にめくらされた
教科書の ランドセルに入れさせられて
ゴミ箱である どこに 向かうのか
わからないけれど 流されていこう
ここで
あなただと 留まらされた 波紋みたいに
自由詩
誰かとバースデー
Copyright
番田
2010-09-10 02:44:53
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