tanka
葉leaf

判事の手から落ちたりガラス粉
 森の極みに眠る彼の父

鳥の尾の翻る間に雲変わりぬ
 雲の語りは地に届かじ

ミートパイ裂けり三角四角にて
 暗き食卓咳き込む母親

忘れられた僕忘れられた君踏みて
 闇の語る語を録音す


短歌 tanka Copyright 葉leaf 2010-09-05 07:33:34
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