大嫌い
ala

騙されても構わない

そう思ったのは自分だった



でも口にしたのはアナタで

私はまるで愛情のない人形のよう



アナタは私からの愛を望まず

自分だけが注ぐばかり



私の唇を塞いで毎晩囁く



『憎むと良い、それでも愛しているよ』



そう言って綺麗に笑うから

私は瞳に映る自分を眺めて

指先に噛みつくのだ



『大嫌い』
(私の愛を信じないアナタなんか)




自由詩 大嫌い Copyright ala 2010-08-27 06:27:55
notebook Home