キスを、
ala

最低限の荷物を持って

小さく礼をした



君の待つ家は遠く

僕は足踏みをして距離を計る



後どれだけ

どれだけ君を待てば良い


仰ぎ見れない空を懐かしみ

見なれた地面にキスをした



嗚呼、君の唇は


こんなにも
こんなにも























僕は目を閉じて

そうして嗚咽を漏らすのだ。





自由詩 キスを、 Copyright ala 2010-08-21 23:48:53
notebook Home