片結びの夏
アオゾラ誤爆

夏の終わりが
僕をくすぐるようだった

沸きだした熱が
いつの間にか
きみのかたちになって泣き出すと
僕は立ち止まるばかりだ
ここがどんな道でも
同じ

夕暮れの光は
ふたりを隠すほど眩しくはなく
ふたりを引きはなすほど
冷たくもなく

ただ揺れていた

砂浜に置いてきたサンダル
あの日へ導く栞みたいに
僕らを呼んでくれたなら

ああ
嘘ならもっとよかった


自由詩 片結びの夏 Copyright アオゾラ誤爆 2010-08-20 20:48:36縦
notebook Home 戻る  過去 未来