ループする、真夏
within

空気の蒸せる昼
スーパーは避暑地だ

パチンコがやめれん
いつ親に泣きつこうか
残り少ないキャッシュカードを
ATMに差し入れる

じいちゃんが
どこからか見ている気がして
何もかも見透かされて
どうにもできない私を
じっと待ってくれている気がする

思いはいつか薄れていき
怒りや苛立ちから無関心へと変わってゆく
何もなかった

 嘘

何かあった
あったから
今ある


自由詩 ループする、真夏 Copyright within 2010-08-07 06:23:02
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