ノスタルジア
io
遠い異国にいる君よ
時計の針は
僕の心臓と同じ速さだろうか
あと何回
この円盤の上を
360度
回転したら
すれ違う
天使を捕まえ損ねた
僕は君の声をもう思い出すこともできない
僕のしらないことをするといい
寂しければ
男を隣に寝ればいい
やさしくしてほしいなら
男を抱きしめればいい
僕は
もう待ちはしない
ただ
君が
そう。
もっともっともっともっともっと、
早く生まれたかった。
自由詩
ノスタルジア
Copyright
io
2004-10-15 16:48:47