盛夏/内包
なき

空、雲、切り取る銀の窓枠 溶け合う風のように笑って


(不安なの)押し込めるために目を伏せた意味持たぬまま言葉を紡ぐ


一番に伝えたいことはいつだって音にすることすら叶わない


蜃気楼 揺れる空気の中歩くゆらゆら私も同化している


流れ星声がいらない波音に甘えて願いは秘められたまま




短歌 盛夏/内包 Copyright なき 2010-08-05 20:11:04
notebook Home 戻る