タマシイとゆめ
吉岡ペペロ
朝息ができなくて目をさました
窓をあけてしばらく息を思い出していた
ゆうがたのたいようみたいにきれいだよ
きょうのつききれいだよ
どうくつはなつのクーラーよくきいたへやからのぞむまど
たくさんはいったさいふをだまっておきふつうのひとといること
わからなくもないからなあなあになるかくご
みちはかげ
そらはなつのゆうがた
でかいくもしかない
しろがうずたかく
なつ
つゆ
みちの端もそらも灰のフィルター
あつくてしゃだん
おとの優先順位
冷房
どうくつぬけた
ひかりやかげかぜやかたち
どこまでもつづいて
信頼よりとおい
執着をしってれんぞくをうけいれて
はなれたこころ
きずついてもいいさ
朝息ができなくて目をさました
窓をあけてしばらく息を思い出していた