タマシイとゆめ
吉岡ペペロ

朝息ができなくて目をさました
窓をあけてしばらく息を思い出していた

ゆうがたのたいようみたいにきれいだよ
きょうのつききれいだよ

どうくつはなつのクーラーよくきいたへやからのぞむまど

たくさんはいったさいふをだまっておきふつうのひとといること

わからなくもないからなあなあになるかくご

みちはかげ
そらはなつのゆうがた
でかいくもしかない
しろがうずたかく

なつ

つゆ

みちの端もそらも灰のフィルター
あつくてしゃだん
おとの優先順位

冷房

どうくつぬけた

ひかりやかげかぜやかたち
どこまでもつづいて
信頼よりとおい
執着をしってれんぞくをうけいれて

はなれたこころ
きずついてもいいさ

朝息ができなくて目をさました
窓をあけてしばらく息を思い出していた







自由詩 タマシイとゆめ Copyright 吉岡ペペロ 2010-08-04 00:02:58
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