記憶の個室
瑠王
角砂糖ひとつ分のダリで歪んだ
そんな私の記憶の個室
父が一杯の水を差し出す
母が一輪の花を差す
それがかつての始まり
最後に望む光景
角砂糖ふたつ分のダリで歪んだ
そんな私の記憶の個室
父が一杯の水を差し出す
母が一輪の花を差す
それがかつての始まり
柔らかい時計
角砂糖みっつ分のダリで歪んだ
そんな私の記憶の個室
父が一杯の水を差し出して
母が一輪の花を差した
それが始まり、記憶の固執
自由詩
記憶の個室
Copyright
瑠王
2010-07-22 19:37:27