Assにかけないでください
花形新次


僕が恋にやぶれ
もう金輪際
女なんか好きにならないぞ
と誓ったとき
君は僕の前に現れた

どんなにつらいときも
誰のことも信用できなくて
生きていても仕方がないと思ったときも
いつも僕は君のそばにいるよ

曲がりくねった
いろは坂を登る
修学旅行のバスの補助椅子のように
僕はいつでも
君を背後から
背後から受け止めるよ

(沈黙・・・・)

ありがとう
ほんとうにありがとう
でも
僕には応えられそうもありません


自由詩 Assにかけないでください Copyright 花形新次 2010-07-17 11:01:32
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パロディ詩