雨の匂い
夏川ゆう

入り込む雨の匂いにふと気付く恋文書いたあの日を想う

二人には足りないものがまだ多い波の彼方で揺らぐ愛情

幸せの涙は全て真珠色潮騒響く砂浜の恋

休みの日あなたを想い熱くなる平日の日は恋は居眠り

ぷかぷかと浮く幸せを掬い取る重い不安は重みで沈む

薄暗い浜辺で二人星を見る愛の絆を深める光

片想い数々の壁突破してあなた好みの色になりたい

雨を呼ぶ紫陽花並ぶ帰り道君の背中に描いたハート


短歌 雨の匂い Copyright 夏川ゆう 2010-07-09 16:40:59
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