紅尾
砂木

システムは やってきた夜に触れない
尾がトンネルの中で 木琴を鳴かす

むしりとられた電源が隠れた警報
草から顔をだせない風

静かな飾り物につらく当たる
すった靴の奥
まみれた火 離陸

吐息に切れた 木琴の糸 とかし



自由詩 紅尾 Copyright 砂木 2010-07-06 23:13:06
notebook Home 戻る