蝸牛三首
黒田康之

お前との夜は驟雨の下で身体の輪郭を描く蝸牛の足で

栗色のお前の肌は鱗粉でお前の愛は蝸牛で飾る

吾が胸は蝸牛で満ちて紫陽花の葉のきらきらを眺めている(指)


短歌 蝸牛三首 Copyright 黒田康之 2010-07-01 20:26:25
notebook Home 戻る  過去 未来