デゴルジェ〜血抜きをする。水分を吐かせる。
おっぱでちゅっぱ。

「1」 レンズ豆を詰めたズッキーニと天使の海老オレンジのサヴァイヨンソース

夕焼けた空に細かい雲は高くあり、
なびく風は、コンフィチュールのようではなく微かに甘い。
仄かに柑橘がかった色あいの中を、
人間の群れが燃えるように消えていく。
穏やかであり、安寧ともいえる夕刻。

はらり。と、葉落ちる秋です。
気配というよりは、落ちていく先を知りたかったから、
そちらを見下ろしてしまう。
つちふまず。で、土を踏んでみたくなる。
なぜだろう。
こうやって、土を触っていると。
土を触っているみたいだね。って。

神様を土壌にして人間の心を蒔いて。
あたしは水をあげて、
とけて。
てのひらかざすみたいで、
自由の光りは湾曲して。
吸い込まれて、それって。
ふわふわで、白い。の、息は。
いきていることだよねって。

沢山たくさんの、
ためいきに。

(ついてきて)

神様に想い出を詰めます。

ぶらんこ漕いで遊んでいます。
男の子たちがいて
人間と生命の潮流に、

カ ラン

酸素は痛いとつぶやくのです。

 おひさまに、
 さようなら。
 みなさんさようなら、
 しないとだから。

後ろ手に秘密。

 ふ わら

と鳴き交わし夜風まで流して。
薔薇に額を引っ掻いて。
瞳はトチの実のようで
人間がはじけて。
希望って、
おおきく背伸びするのって。
激しく誕生の光りで。
おおきく泣いて。
薄くわらってもいて。

だれかしらが、神様の境界線から、蔦が地面から、入ってくるから、
丘の下に。地の底に。ひそやかに。秘密。

(みず。に、ひたる。)

確認は一度っきりって、
決めたように笑いぐさ。
秋は柔らかく、中身が全部、
神様の夢うつつ。の中に落ちる。

(それはいけないことなんだよ。)

  あの神様と呼ばれるモノは、
  地球かもしれません。
  砂を丸めて、

  固めたなら
  割れるなら
  割れるなら

  ひそやかに水は、
  ながれていますから。

  にげてしまってはいけません。
  なかをかきわけて。
  みつけだす心は、
  ひとつなのです。


「2」 真鯛のプロバンス風マリネガスパチョのソースで

いつもの神様をみつめて、
人間の残炎なのかしら。
それを擦るように、
触れた後です。
違う人のおふとんで、
ガムを噛んだ記憶だけ。
夢でしょうと、
吐き出したくなります。

  それはあの夢の
  皮のささくれ立ちる
  それらからは
  滲むその無数に合流しあい
  源の人間ともひとつなのかも
  しらないけれど
  眼がさめて
  夢だよとあんしんは
  まだ明けきらない
  朝焼け無しの
  水の音

しらない男の子が
誰?て聞くのは

  まだ、夢の中だろうと
  あかんべぇをして
  から細く蔦を巻いて
  全滅した他者という人間


「3」 活ロブスターのエピス風味焼き茄子のクーリ

だきしめてくれます。
どれも脱色された、
今も夢のふところ。
相対的な現実で、
また眠りによりそいます。

万年筆で爪を入れるように、引っ掻くのは痛い。

見慣れた風景には
いつもと違っていると
神様は言う正しいは何?

それを見つめた先と
太陽はまだ見えないでいます




「4」 あたしとの打ち合わせでお決めいただけます。












「5」 鯛雑炊サフラン仕立て


細い言葉の海に浅瀬なりきれやしないそぶりの
芽だけがひょこひょこ大地を
時間の方向性を
桑の葉を
その先は口を
存在の意味を

(くすぐったいね。)
(さがしているね。)
(たくさん、たくさん。)
(おっきくなったら、たべられないんだよ?)
(かわいそうだとおもうんだ。)

あたしは暮らしの中の人間。
リチウムの色合いです。
はじけて双方を、
捜しています。
みつけてほしいのです。
しっているのでしょうね、
まだのびていますから。
眩しいでしょう。
薄目開けながら、
かざしてごらんなさい。




「5」ココナッツ風味のパンナコッタ

神様のばかぁ!!



自由詩 デゴルジェ〜血抜きをする。水分を吐かせる。 Copyright おっぱでちゅっぱ。 2010-06-29 22:38:25
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