夏の扉の向こう側
花形新次

ワキを剃った私に
エライ別人やなぁと
あなたは妙に粘着質の
視線を投げ掛け
「少しだけ
 剃り残しが
 あるのがいいんだよねえ・・げへへ」と
変態コメントを発する
そういえば
あなたは冬でも
ノースリーブ着用を強要していたわね
フレッシュ
フレッシュ
フレッシュ
夏にどこかへ電車で行くとき
つり革につかまる女性を見ている
フレッシュ
フレッシュ
フレッシュ
ジジイになるにしたがい
嗜好はますます
いかがわしくなる


自由詩 夏の扉の向こう側 Copyright 花形新次 2010-06-15 19:59:26
notebook Home 戻る
この文書は以下の文書グループに登録されています。
パロディ詩