割り切れない
森の猫

キミはあたしと
離れたがっている

思い出がいっぱい
ならば 会いにくればいいじゃない

諦めたわけじゃない
ならば 諦めなきゃいいじゃない

男は嘘をつく
女も嘘をつく
詩人も嘘をつく

ある高名な詩人が
自分の詩は全部
嘘っぱちだと
言っているのを聞いた

だから 美しいのかもしれない
だから 魅せられるのかもしれない

キミに惹かれるように

割り切ったと思ってた
割り切れたと思った

割り切れないのが



どうしょうもなく
ぐだぐだな

あたし

割り切れない
あたし


自由詩 割り切れない Copyright 森の猫 2010-06-03 17:58:31
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