オフィーリアIV
瀬崎 虎彦

シンフォニア
夜を渉る
寄る辺なき
シンフォニア

オフィーリア
濁る目の
琥珀の底に
オフィーリア

最期に仰いだ空
金属片の月
シンとなる森

ああ 言葉でひとが分かりあえるだなんて
なんと傲慢な思い込みだろう
オフィーリア オフィーリア


自由詩 オフィーリアIV Copyright 瀬崎 虎彦 2010-05-26 22:20:59
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