夢現
ブロッコリーマン

見たこともない世界に愛しさを投げ込みたい
いつも乗り換えるだけの駅を降りて
ぶらぶら散歩してみたい

本当に足が棒になってもう歩けないほど歩いてみたい
こころ壊れてしまうまで君を愛していたい

なんでもないことの輝きをもっと光らせてみたい
僕の奥の薄汚いところを曝け出してみたい

夢でも君にあって、現でも君にあって、
来世でも前世でも君にあって、
君に恋していたい

まぼろしのことを語るまぼろしの正体を暴きたい
君に恋したまぼろしはまぼろしのままでありたい

星が落ちてくる夜に君にキスをしてみたい

そんなことを詩に書き連ねて、
君に見せてみたい


自由詩 夢現 Copyright ブロッコリーマン 2010-05-23 03:02:34
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