光の肌着(二)
信天翁

はてしない空の
       果てしない青さに融けて
リーダーのもと 小雀たちは円舞している
    生と愛の真姿をオードして

そして虚空からは
   風の伯爵夫人が
         優しいまなざしで
光の肌着を差しだしている

ゆがんだねこぜの隻影にむかって
    一日も早くめざめてください 
         垢びかりしたregretから と
     
あゝ なぜか ターミナルからかすれてくる
  ショパンの別れの曲が
      とこしえへの道ゆきのために



      


自由詩 光の肌着(二) Copyright 信天翁 2010-05-01 09:55:56
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