海が待ってる
しろう
海の胸から届いたそれは
しゃぼん玉のようにぽこぽこで
生まれくる瞬間の匂いを閉じこめたままで
いまにも弾けたがってふるえてて
まつげに触れるとやっぱり弾けて
潮の飛沫が飛び込んでくるもんだから
いきおい私はかるく10cmほど浮き上がったのです
自由詩
海が待ってる
Copyright
しろう
2010-04-15 00:51:54
この文書は以下の文書グループに登録されています。
七行詩