お天気雨に
maricat

好きよ

ねぇ もっと好きよ

いつか切れてしまうの?

知らないふりをして

くっきりと笑う裏では

欠片を必死に集めているのよ

それはまるでお天気雨に似て

光の中私を確実に浸していく

音と箱だけじゃだめよ

得体の知れない丸々としたボールが欲しいの

もう泣かないで

傘をさしていこうね


自由詩 お天気雨に Copyright maricat 2010-04-14 15:42:50
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