三月の風とわたし。
ユダ



半分だけ
年がながれて

君の顔の特徴も薄れて

もう夢にも
見なくなった君の事


好きです


伝えるだけなのに

怖くて、怖くて
いつも無口なフリをして


また今度


そしたら
もう会えなくなってたね

ねぇ
君、貴方は
結局、誰に片想いしてたのかな?


最後まで
聞けなかった


こんなに
こんなにも

後悔するなんて

思わなかったな。





いつの間にか
居なくなってから

半年。



片想い
私もだよ。



引き摺って
引き摺って

引き摺ってたら


さよなら

しか言えなくなってたよ





さよならは
まだ出来ないから

もう少しだけごめんね








まだ肌寒い
三月の風とわたし。


自由詩 三月の風とわたし。 Copyright ユダ 2010-03-23 05:39:33
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