明日になれば必ず
maynard

今日の終焉 気持ちの終焉

でも明日になれば必ず

愛想笑いで自分を偽って夜になれば上手く笑えなくなる

どうしても叶わずいくつも物事が色んな方向に駆け出して

山のような選択肢

自分がどこで間違ったのか日々を考えては

雪のように降り積もる後悔が

寒空の下の吐息のような白いため息


どこから始まってどこで終わったのか

何を待ってこうしていたのか今では分からない

ジェリコのバラが眠るように眠っていたい

ころころ転がってどこかに根ざしてみたい

不毛の土地は何処まで続くのだろう

いつまでも吹きすさむ風にどこまでも転がって

果敢なく 果てしなく


人は自分のように単純ではない

少しも消えない悩みに殺意を覚えては

何も選ばないと言う選択肢

もう一度あの枝分かれした道に辿り着けるとして

また同じ道に迷い込まない自信が無い

不安だけが漂っては霧のように惑わされ

果てない苦痛に歪んだ足跡が見つかれば

いつか時が膝を抱えて止まってしまう


罪を数え罪の数だけ武器を捨てた

遠くで黒く長く燃え続けた戦火も

夕日に照らされて雨雲に見える

眺めれどあの日々は曇って雨が降っている

また手にする時が来る信じて研ぎ続けた刃は

鋭く攻撃的でそして脆い


漂っている

壊れては研ぎなおして

絶え間なく続く

今はもう誰にも触れたくない


透明な夢をみて

透き通った自分の手を眺める

麗らかな時に融けて

鮮やかな現実を思い出せない

迷子のような木霊がいまもまだ届いている


いつかまた戻って来れるかな


自由詩 明日になれば必ず Copyright maynard 2010-03-22 14:11:24
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